Chat GPTに夢中になったり、大きな病気になったりと、いろいろなことが重なり更新が疎かになってしまいました。しかし、ロンドンのオイスターカードの払い戻し手続きがようやく完了しました(4ヶ月)。その詳細について書いていきたいと思います。
ロンドンの交通費や観光費の節約方法、オイスターカードの詳細については以下の記事で紹介しています。
はじめに ‐ Oyster Card の返金について
オイスターカードは、ロンドンの公共交通機関で利用できるSuicaの様なカードのことです。
カードにお金をチャージして使用し、必要なくなった際(例えば帰国するとき)には、残高の返金申請が可能です。返金の方法は、申請する金額によって異なります。
・返金を申請する金額(チャージ金額)が10ポンド以下の場合
駅の券売機で手続きを行うことができます。(日本語表示も対応しています)
券売機の画面指示に従って手続きを進めると、その場で現金が返ってきます。
※返金手続きに対応している券売機と対応していない券売機があるので注意してください。
→対応している券売機の上に ”Oyster : refund” などの表記がありますが、不明な場合は近くの駅員さんに聞くと丁寧に教えてくれます。
・返金申請する金額(チャージ金額)が10ポンドを超える場合
駅の券売機で手続きを行うことができません。
返金の申請方法としては、カスタマーサービスにメールを送る方法になります。
”Visitor Centres” という有人窓口での返金も可能との情報があったのですが、実際に訪れてみたところ、「メールでやってくれ、返金は窓口ではできない」と言われてしまいました。
※イギリスクオリティということでしょうか。対応する人にもよると思います。
今回は申請を実際にメールで行った流れと注意点について、紹介します。
結論としては、返金申請する額によっては損をしてしまうので気をつけてください。
メールでの返金申請手順
返金は帰国後(イギリス以外の国)でも可能ですので、安心してください。
今回自分は12ポンド=日本円で約2200円を、返金申請しました。
カスタマーサービスへメールを送る
まずは、カスタマーサービス(CustomerService@tfl.gov.uk )へ、以下の情報を記載してメールを送ります。
・フルネーム
・住所 ※日本の住所を入力しました。
・オイスターカードの番号 ※裏面左上の番号
・メールアドレス
念のため、オイスターカード裏面の写真などを添付しておくと無難です。
メールの送付後、カスタマーサービスから返信が来るのを待ちます。
駅員の方曰く、10営業日後に連絡が来るとのことでしたが・・・
メールの返信を待つ…(かなり長かった)
10営業日後と言われていましたが、結局返信が来たのは1ヶ月半後でした。
そして、来た内容は以下の通り。
Ref: 〇〇
△ April 2023
Thank you for your email of △ March about a refund for your Oyster card.
I’m sorry for the delay in replying. We have had a high volume of enquiries recently.
I’m pleased to inform you that your refund of £12.00 is ready to process, as per the steps below.
You will receive an email from HSBC (advisory.clientBenefService@hsbc.com) within 30 calendar days. Please follow the instructions to register an account by using (Enter MSD reference number here) for the ‘Registration Code’. Please note that you don’t need to open an account with HSBC in order to obtain the refund; you will be only asked to enter your details into the portal.
You will be able to claim your refund in your preferred currency, so please have to hand the following information when following the process:
• The name on your account
• The full account number or International Bank Account Number (IBAN)
• The bank’s SWIFT/BIC code
If there is an issue with the refund, please use the reference number above when you contact us.
???(私)
そうです。まだ待ちます。笑
メールには、次の30日以内にHSBCという宛先から返金手続きに関する連絡がくるとのことです。連絡がきた際には、メールに記載されている Ref番号(Registration Code)を使用して申請手続きを進めてください、との内容でした。
・・・はい。(私)
口座登録を行い、返金手続きを行う
さぁ次はいつくるのかと待っていましたが、予想通りかなり遅れてきました。笑
なんと7月に。。。
この時点で返金申請を始めてから約4ヶ月が経っています。
めげずにやっていきましょう。
手順としては、メールに記載されている URL を経由して、HSBC Beneficiary Self-Management という HSBC Bank が提供している支払いサービスにアクセスします。
するとログイン画面が表示されるので、申請をしたメールアドレスおよび Ref番号(Registration Code)を使用してログインします。
そのまま画面の指示に従い、振り込む口座番号や名前などの必要事項を入力していきます。
※この時、日本の口座(自分の場合は楽天銀行)を入力しましたが、問題なく受け取ることができました。詳しくは後述。
最後に返金金額が表示されるので、金額に間違いがないかを確認し手続きを完了します。
登録した口座にお金が振り込まれる
ここからは早かったです。翌日には、振込先の楽天銀行から”海外送金があった”と連絡があり、受け取り処理をして終わりです。
これで返金は完了です。お疲れ様でした。
Oyster Cardのオンライン払い戻しは注意が必要
さぁ、やっと振り込まれたのかと思い、自分の銀行口座を確認すると…
・・・・
あー、これはやってしまいました。
なんと、返金した12ポンドよりも手数料の方が高くなってしまいました。
ここまで、4ヶ月いろいろやってきましたが結果はマイナスです。
見事なオチがついてしまいましたが、皆様は是非気をつけてください。
今回の”海外送金受取手数料”について、一律で決まっている値段かはわかりませんが、一つの目安として捉えていただければと思います。
大体14ポンド以上の返金であれば、オンラインで返金申請してもプラスになる計算です。
以前のブログで紹介した様に、こういったことを踏まえてもロンドンの交通費支払いは。
”クレジットカード支払い” 一択かなと思います。
また Oyster Card を返金する際は、なるべく10ポンド以下にして券売機で返金しましょう。
以上、Oyster Card をオンラインで払い戻ししたら損した話でした。