ロンドンは、歴史的な建造物や美術館など様々な観光地があり、多くの観光客に人気のある観光地です。その反面、物価が高く、気づくと費用がかさんでしまいます。
この記事では、ロンドンの旅行費用を抑える方法を観光費用・移動費用に分けて紹介します。
これからロンドンへの旅行を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
※先日ロンドンに行ってきましたので、最新情報をご紹介します。
観光費用について
ロンドンの観光名所は一部入場無料の施設があるものの、基本的に料金がとても高いです。
(代表的な観光スポットであるロンドン塔は、なんと£28.9≒約4800円します…)
本記事では、最初にこの入場料をなるべく安くする方法をご紹介し、その後に入場無料で入れる代表的な施設 + 無料で楽しめるスポットをご紹介いたします。
なるべく入場料を安くする方法 ‐ ロンドンパス
結論、多くの観光名所に行きたい方は、ロンドンパス(London Pass)というものを利用するとお得に観光が可能です。※この後紹介しますが、入場無料の観光名所も多いので注意してください。
ロンドンパスは、ロンドン市内で観光名所や博物館、美術館などの入場料を事前にまとめて支払うことができる観光チケットの一種です。利用者は、ロンドンパスを提示するだけで、対象施設の入場料を支払わずに入場できます。対象施設には各種アクティビティも含まれており、ロンドンといえば?の屋根なし2階建てバス観光も、こちらのパスで参加できちゃいます。
The London Pass®公式ページ:https://londonpass.com/ja
ロンドンパスの値段に関して、執筆時点(2023年3月)では以下の通りです。
(値段が結構頻繁に変わるので、購入予定の方はチェックしてみてください)
・1日券‐£84
・2日券‐£109
・3日券‐£119
・4日券‐£134
主要な観光地である以下4つの入場料の合計は、以下の通りになります。
ロンドン塔£28.9 + タワーブリッジ£16.3 + セントポール大聖堂£18 + ウェストミンスター寺院£23 =£86.2
そのため、これら以外に入場料の必要な観光地やアクティビティを検討している方は、普通に観光するよりもロンドンパスを購入した方がお得になります。
ロンドンパスをお得に入手する
ロンドンパスを利用することで、お得にロンドン観光ができることをご理解いただけたかと思います。このまま、ロンドンパスでお得に観光!でも良いのですが…
本記事では、さらにもう一段階節約するために、ロンドンパスの購入に関しても、お得に入手する方法をご紹介します。
ロンドンパスの購入は、通常では公式サイトから購入します。※今回は一日券で計算
公式サイトから購入する場合は、クレジットカードの外貨決済になります。
1日券£84 × ¥165.5(£1あたり‐VISAレート使用) × 1.02 (2.0%の海外事務手数料‐%はカードによる)= ¥14,180
大体ですが、日本円でこのくらいになります。(後で別の購入方法と比較します)
今回、ご紹介させていただく方法は、”GetYourGuide” というヨーロッパ旅行の際によく使われる、チケット予約・購入サイトを介して購入する方法です。(この購入方法で入手したロンドンパスでも、問題なく使うことができました)
この方法の最大のメリットは、公式サイトと同じ割引額でかつ日本円で購入できるということです。そのため、変換レートの差分や海外事務手数料分安く購入することができます。
この日では、公式ホームページから購入するよりも
公式ホームページ ¥14,180 - GetYourGuide ¥13,487 = ¥693
安く買うことができます。日によっては大きく値段が変わることもあるため、比較してみてください。
(私の場合は ¥1,500 程安く購入することができました)
さらに・・・
GetYourGuideへの会員登録を行った後、Webまたはスマホアプリ経由で購入を行うと、ギフトコードまたはプロモコードの入力を行うことができます。ここにインターネット上でコードが見つかればさらにお得に購入することができます。英語で調べると見つけやすいです。
(私の場合、10%OFFのクーポンを見つけることができたので、さらに10%OFFで購入できました)
最終的に・・・
GetYourGuide ¥13,487 × 0.9(10%OFF) = ¥12,139 →ロンドンパス1日券
公式ホームページ ¥14,180 - GetYourGuide10%OFF ¥12,139 = ¥2,041
2000円分ロンドンパスを安く買うことができました。
今回は1日券で計算したので、2日券、3日券を購入予定の方は、よりお得に入手できるかと思います。
ロンドンパスで利用できる個人的おすすめスポット・アクティビティ
実際に、私がロンドンパスで利用してよかった施設・アクティビティを簡単に紹介します。
・ホップオンホップツアー(屋根なし2階建てバス) £23
・リバーボート £24
・ザシャード(超高層ビル) £32 事前予約必要かつ定休日あり
この3つに関しては、是非体験してみてください。ロンドンをバスの上から・水上から・超高層階から様々な視点から楽しむことができます。(お得感もあります)
その他、各サッカーチームのスタジアムツアーや動物園、水族館などもロンドンパスに含まれています。これら詳細は公式HPをご確認ください。
※一部予約が必須の施設があります。
※ロンドンアイ(観覧車)に関しては、対象外でした。(2023年3月時点)
ロンドンパスの元が取れるかという記事をよく見ますが、ほとんどの方は元が取れるかと思います。
(個人的な感想ですが、”入場料を当日気にしなくていい”というのが一番のメリットだったかもしれないです)
入場無料で入れる施設+無料で楽しめるスポット
ロンドンには、無料で入場できる観光名所も多く存在します。ここから代表的な観光名所と実際に行って良かった観光スポットをご紹介します。※ここではBEST3のみにします
入場無料の施設(taoyam的BEST3)
1.大英博物館
世界中の様々な文化圏からの展示品を所蔵している世界有数の博物館。至る所に教科書で見たことのある展示物が置いてある。無料なのが信じられない。
2.ナショナルギャラリー
13世紀から20世紀までの欧州の絵画を中心に展示している。ミケランジェロ、ゴッホ、フェルメール、モネなど、誰もが知る画家の作品が展示されており、美術館にあまり興味ない方でもおすすめ。
3.ロンドン自然史博物館
ザ・博物館。恐竜の巨大模型や恐竜の化石、巨大なクジャクの骨格標本など、数百万点もの展示品があり、その中には希少なものも多く含まれている。大人も子供も楽しめる博物館。
※基本的にロンドンでは、博物館・美術館系は入場無料になるようです。
無料で楽しめるスポット(taoyam的BEST3)
1.バラ・マーケット
ロンドン屈指の卸売花市場+人気食材マーケット。営業時間は、月曜日から土曜日の朝3時から午前11時まで。花だけでなく、魚や野菜、チョコレート、チーズ、パンなど様々な食材が並んでおり、見ているだけでもとても楽しい。そして、ここで食べるものはとてもおいしい。
2.バッキンガム宮殿の衛兵交代式
午前11時30分から行われる、バッキンガム宮殿の前庭で衛兵交代を行う、約30分ほどの儀式。交代式には、鼓手やトランペット奏者などの演奏もあり、観光客にも人気がある。ただし、冬季の11月から3月までは、毎日ではなく、週に数回しか行われないため、事前に確認が必要。また、天候や国家行事などの理由で中止になることがある。※雨の場合、演奏は中止(経験談)
3.アビーロード
ビートルズのジャケット写真に使われた有名な横断歩道。通りにはビートルズグッズや音楽CDを扱うお土産店も多数ある。単なる交差点だろうなーと思っていってみたが、写真にすると案外映える。ロンドンの思い出写真が撮れる。
移動費用について
ロンドンの公共交通事情は非常に充実しており、バス、地下鉄、鉄道、ボートなどの複数の交通手段があります。これらの交通機関は、市内のあらゆる場所をカバーしており、移動手段として非常に便利です。
治安に関しては、多くの地元の方も公共交通機関を利用しており、警察による監視やセキュリティ対策が行われているので、一般的に安全であると言われています。(私も身の危険を感じたりすることはありませんでした)
アメリカなどでは、治安や安全面の理由から公共交通機関ではなく Uber の様な配車サービスでの移動になるかと思いますが、ロンドンにおいては特別な理由がない限り、公共交通機関を利用するのが良いと思います。
ここから、公共交通機関の基本的な情報と交通費を節約する方法についてご紹介していきます。
基本的な交通費目安
ロンドンの主な公共交通機関は3つで、地下鉄・バス・鉄道です。それぞれの交通機関において、”トラベルカード”と呼ばれるお得切符、”オイスターカード”と呼ばれるSuicaのようなものを利用することで、割引運賃で乗車することができます。また、クレジットカードの”タッチ決済”でも、お得に乗車することができます。まずは、それぞれの交通機関の特徴を簡単に紹介します。
以下の情報は2023年3月時点の情報になります。
・地下鉄
利用するロンドンの場所(Zone)や時間によって、値段が分けられています。
ロンドン中心地のZone 1の運賃は£2.50から(オイスターカード、タッチ決済利用時)。紙の切符だと2倍くらいの値段がするので、気を付けてください。
地下鉄には一日の利用料金の上限額(Caps)が定められており、Zone1-4の場合£11.70です。Capsの金額に到達すると、それ以降の同一Zoneの地下鉄の乗車には料金がかかりません。※Capsの適用はオイスターカード、タッチ決済利用時のみです
・バス
乗車毎に固定料金がかかります。
1回の乗車で£1.75。バスにおいても1日の利用料金の上限額(Caps)が設定されており、£5.25 になります。また、バスは現金での乗車はできないので注意してください。※Capsの適用はオイスターカード、タッチ決済利用時のみです
・鉄道
地下鉄に比べ、比較的遠くの都市を結ぶ役割をもっているのがロンドンの鉄道。こちらも利用する場所(Zone)や時間によって、値段が分けられています。また一日の利用料金の上限額(Caps)が設定されていますが、ロンドン観光という意味ではあまり気にする必要はないと思います。
それぞれの詳細はロンドン交通局をご参照ください。
それでは早速各種支払い方法について、そしてどの支払い方法が一番お得なのかご紹介します。
トラベルカード
利用したいZoneと日数を選んで購入する、乗り放題のトクトク切符がこちらのトラベルカードになります。選択できる日数は、1日・7日・1か月・1年から選ぶことができ、観光用では1日券£15.2から、もしくは7日券£40.70から選ぶ形になると思います。
本記事で詳しい比較は行いませんが、仮に交通機関を何回も利用したとしても、Caps適用を利用するとトラベルカードとその他支払い方法の値段はそこまで変わりません。また、旅行中にどこへ何回行くかが詳細まで決まっている方以外は、こちらのトラベルカードではなくCapsを利用する方が結果的にお得になると思います。
オイスターカード
オイスターカードは、ロンドンの公共交通機関で利用できるSuicaの様なカードです。
利用の流れ
1.地下鉄や鉄道の駅にある券売機(JRの券売機の様なもの)に行く
2.カード代£7+任意の金額をチャージする
3.改札にタッチして乗車
オイスターカードでは、Capsも適用され、地下鉄からバス、鉄道等ほとんどの交通機関で利用ができます。多くの方がこちらの利用を勧めていますが、一部仕様の変更がありましたので注意が必要です。
注意1.カードの発行後48時間経過しないとチャージ金額が返金されない制限が撤廃
→これは良い変更です。
注意2.カード代(デポジット代)£7が返金されない仕様に変更
→改悪です。オイスターカードは£7(¥1,100)のお土産になります。
注意3.チャージ金額が£10以上の場合、メールでの返金申請が必要
→従来通りですが、チャージ金額が返ってくる保証はないです。(現在絶賛申請中)※返金できました
→£10以下であれば、券売機から即返金されます。
タッチ決済
クレジットカードのタッチ決済を利用した利用方法になります。利用方法は、オイスターカードとほとんど同様です。特徴としては、いつものクレジットカードを使って決済を行うことができ、iPhoneやApple Watchなどでも利用することができます。
こちらのタッチ決済でもCapsの利用対象になり、オイスターカードと同様の割引を享受することが可能です。
個人的なおすすめ
私はタッチ決済が最もお得な方法と考えています。ただ、交通機関を利用するたびにクレジットカードを財布から出すのは、セキュリティ的にも心配です。なので、”iPhone等を利用したタッチ決済”が私の推奨です。(現地の多くの方がこの方法で利用していました)
※注意としては、スマホのSIMカードを入れ替えると登録クレジットカードが使えなくなる場合があるので、カードを複数枚登録しておくと良いと思います。
またロンドンの地下鉄は、週末の工事や定期的なストライキもあるので、予定を組むときに気を付けてください。ストライキに関しては、事前に日程が発表されます。(週末の工事は経験しましたが、他の路線やバスを利用できたので、特に問題ありませんでした)
まとめ:なるべくお得にロンドンを観光しよう
本記事では、ロンドンでの観光費用・移動費用について解説しました。
ロンドンは物価も高く、情報を知っているかどうかでも大きく値段が変わります。
”ロンドンパスを使ってお得に観光”・”タッチ決済を利用してお得に移動”
これらの情報が皆様のお役に立てれば幸いです。
予算に合わせて計画を立て、思い出に残る旅行を楽しんでください。
また、ロンドンからその他都市への行き方やロンドン観光におすすめのアプリなど、これから投稿していきます。サイトをブックマークいただけますと幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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